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チャイコフスキー/新しいお人形

かわばたみほ

更新日:2023年5月18日

以前弾いた曲を掘り起こして、シリーズ化したいと思います🎹

同じ曲でも過去と現在では見えてくるものが違います!

それを感じるのは嬉しいことであり、私自身の勉強にもなり、

読んでいただいた方への知識や考え方のシェアもできるかと思い、、

当時の課題と、今ならこう弾くなという見解も含めて、つづっていきたいと思います。



今回は、チャイコフスキー作曲の「新しいお人形」です♪

よく子ども向けの楽譜で見かけることが多く、発表会向けの曲としてもいいみたいですね!


私はこの曲を小3か小4あたりで取り掛かることになったのですが、

当時、ぜんっぜん練習が進まなかったという思い出が強く残っています(笑)

なぜ進まなかったのかというと、それは譜読みが面倒だと思ってしまったからです…

いつまでたっても譜読みが終わらず、、、

当時の楽譜には″毎日10分″という先生の書き込みが残っています💦(先生ごめんなさい)


当時の私にとって、どこが難しかったか。なんで譜読みが苦だったのか。


それは、調号と臨時記号です。

「この曲は♭がシとミにつく」ということは知っていたけれど、

それ以上のことは知りませんでした!!


「この曲はB durなので、その調号の周辺の和音を使っているであろう」みたいな予見する力があればいいのでしょうが、そのような感覚はまだありませんでした。

特に18小節目からの中間部では、B durから離れた調になったりするので、それに対応できるレベルではなかったんですね、、、


【掘り起こしての学び】

調号や和声機能を知っていると、見えてくるものが全然違う!

もちろん、音色とか音と音の間とか、そういう楽譜に書いていないこともあるのだけれど、

基本知識は大切ですね🎵

そして多くの曲に触れ、経験値を上げること!


譜読みを済ませて音を覚えたら、この曲はリズムや音型がずっと一緒なので、例えば和音の働きを活かして音色を工夫するなどして、変化をつけていきたいですね!










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