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カワイピアノグレード6級を受けました🎹

  • かわばたみほ
  • 2月21日
  • 読了時間: 6分

更新日:2月24日

春から週1程度ですがカワイ音楽教室でピアノ講師をさせていただけることになりました🌸

その関係で、カワイ音楽教室のピアノグレードを受験しました。


今回は短期間での準備でしたので、あまり参考にならないかもしれませんが、一つの情報としてここに記録することにします✎



試験の概要

ますは試験内容の簡単な説明です。

(ざっくりと私の言葉で記述するので、正確な情報は要項を確認してください)


カワイグレードでは、6級からは“指導者を目指すためのグレード”となっており、

【演奏グレード】【指導グレード】両方合格で、はじめて【指導グレード】が認定されます!


試験内容と対策・所感 【演奏グレード】

◇課題曲

  J.S.バッハ作曲『インヴェンション』より指定された3曲の中から任意の1曲。

  ※暗譜で演奏のこと。

   ⇒ 指定された3曲=インヴェンションの中で毎年度ごとに変更される。

 

 要項では「カワイ出版」の楽譜が推奨されています。

私は手持ちの楽譜(音楽之友社の学習版)をメインに、指示している先生の楽譜(春秋社・ヘンレ版など)も参考にしました。学習版はアーティキュレーションまで細かに支持してくれているので助かります!


 個人的に好みは9番だったのですが、準備期間が短いことから今回は7番を選びました!


◇自由曲

  任意の1曲(5分程度)。ただしJ.S.バッハの作品は除く。

  ※暗譜で演奏のこと。

 

 「5分程度の自由曲」となっていますが、私はラヴェル作曲『ソナチネ 第2楽章』(約3分半)を弾くことにしました。複数の本番が控えていたため、あまり曲数を増やしたくなく、すでに練習している曲から選んだ方がよいと思ったためです。


◇伴奏付け

  1. メロディ&ベース

    当日提示されるメロディ、和音記号、冒頭のパターンに基づき、メロディとベースを演奏すること。

   右手は終始メロディーが書いてあるので初見のような感じです。

   左手は、書かれている和音記号を見て、ベースの音を判断して弾いていきます。(Ⅰ²以外、転回形は出てこないのでほぼ基本形です)


  2. コード&ベース

    当日提示されるコードネーム、冒頭のパターンに基づき、コードとベースを演奏すること。

   私はこちらの方がやりやすいと思いました。メロディーの初見がなく和音に集    中できるのと、和音記号よりもコードの方に普段慣れていたからです。

とはいえ、私は和声感に弱いので、伴奏付けが試験内容の中でいちばん心配でした…


しかしながら、「調範囲は#・♭1つまで」であり、6種類の調をしっかり網羅すれば望みはあります。


また、なんとありがたいことに、ピアノ演奏グレード6級を初めて受験する人にはカワイグレード認定委員会さんが無償でテキストを送ってくださいます✨(詳細・申し込みは要項で…)

私はこれを活用して試験に臨みました。


余談ですが、学生の頃ヤマハのピアノ演奏グレード5級を受けた時期がありましたが、和音付けやそれを基にした即興演奏・モチーフ演奏がもう難しくて…歯が立ちませんでした…

ヤマハ5級が和音付けの応用だとすると、カワイの6級の伴奏付けは基本だと思いました。

試験内容と対策・所感 【指導グレード】

◇筆記

  特に勉強しませんでした。

  音高・音大で習った音楽理論あたりの知識があれば復習程度で大丈夫そうです。


◇和声

  大学の授業で習いましたが、うろ覚えでほぼ忘れていたため、要項に指定されたテキストを使って、こちらはきちんと夜な夜な勉強しました。(この際、和声をきちんと勉強し直したかった!)これに一番時間を割いた気がします。


◇聴音

  特に勉強せず、ぶっつけることにしました。

  聴音は得意な方だと思うので、当日に賭けました。


準備期間

準備期間は1か月半でした。

講師内定をいただいたのが9月初旬で、試験は翌月の半ばでした。

急いで試験の申し込みをしました。


インヴェンションは3曲どれも弾いたことがなくて、譜読みからスタート。

なので、自由曲をすでに練習中の曲にしたのは正解だったと思います。


この時期は偶然本番が詰まっていて、3週連続本番の3週目がグレード試験でした💦


和声の勉強はコツコツ続けましたが、伴奏付けは苦手なうえにあまり好きでもないので少ししかやりませんでした…

肝心の演奏も準備しつくしたとは言えないまま、当日を迎え、全体的に付け焼き刃状態です。

当日の様子

早朝から始まり、昼前には終わるスケジュールでした⌚

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・朝5:50発の高速バスで福岡に向かう

   AM6:30過ぎの大村湾☟

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・7:30~8:30 事前に手配しておいた練習会場で練習

  ⚠練習会場の手配を後回しにして予約が遅くなったばかりに、グランドピアノ・アップライトピアノのある練習会場が取れませんでした(自業自得)

   その結果、練習会場として利用させてもらったのが、

    BUZZという天神界隈にあるダンススタジオ☟

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   生ピアノではなく、今回はキーボードでしのぎました(反省)

   バスターミナルや試験会場まで歩いて行ける範囲だったのは良かった!


・8:45頃 試験会場到着


・10:00~11:10 【指導グレード】筆記、和声、聴音


・11:20~ 【演奏グレード】課題曲、自由曲、伴奏付け

  聴音が終わって退室して少し休憩したらすぐ呼ばれました💦


・11:35頃 終了😃


結果発表

試験日からまるまる1か月経過した頃、結果が届きました!!


【演奏グレード】

課題曲:71点 →弾いてるとき手がぶるぶる震えた、2声でよかったと心底思った

        前日に撮った動画です☟


自由曲:72点 →まだまだ途中の段階での中間発表のような演奏でしたが、合格点をいただけて良かった


伴奏付け:71点 →一回だけ右手のメロディーの調号を落とし、弾き直してしまったが、それ以外はなんとかできたかなという手ごたえでした


合計:214点



【指導グレード】

筆記:100点 →よかった満点😊


和声:100点 →勉強の甲斐がありました💮


聴音:97点  →やっぱり臨時記号あったか


合計:297点



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無事指導グレード6級取得できました☆彡



総括

今回は準備期間が短かったので、課題曲、自由曲はなるべく負担が少なくなるような選曲にしました。それ以外の項目では、的を絞って対策できたのがよかったと思っています。和声は勘ではどうにもならないので、いちばん力を入れて勉強しました。


伴奏付けは事前に事務局から送っていただいた参考資料で対策しました。

苦手な割にあまり練習しなかったのですが、一度ヤマハの指導グレードを取ろうと思って伴奏付けをかじっていただけあって、ゼロからのスタートではなかったです!

また、伴奏のお仕事のときに、楽譜にコードを書き込んだりして和声感には日々気をつけていたので、それも生かすことができたのではないかと思います!


次は5級にトライします☆



 
 
 

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